おいでよどうぶつの森が大好きだったという話
おいでよどうぶつの森ってみなさんご存じでしょうか。
「どうぶつの森」と言えば、今の時代は大ブームを起こした「あつまれどうぶつの森」を思い浮かべがちだと思いますが、私はどうぶつの森の中でおいでよどうぶつの森が一番好きです。
おいでよどうぶつの森とは
2005年11月23日に任天堂から発売された、ニンテンドーDSのゲームです。
ニンテンドーDSの中に広がるもう1つの世界で、どうぶつ達とおしゃべりしたりお部屋の中を自分らしく飾り付けたりしながら、現実と同じリズムで時間の流れる世界でスローライフを送る、というものです。
(公式サイトより)
あつまれどうぶつの森との違い
自粛期間中に大ブームを起こした「あつ森」ことこちらの「おい森」、何が違うのか。ゲーム紹介文を見ただけでは同じような気がしますが、まず最大の違いはグラフィックだと思います。私も自粛期間中にあつ森をしていましたが画面の綺麗さに技術の進歩を感じました。
次に、おいでよどうぶつの森は村がテーマでした。タクシーの車内から始まり、タクシーの中の会話でキャラクターの顔が決まります。対してあつまれどうぶつの森は無人島がテーマです。つぶきちまめきちのカウンターから始まり、島の形を決め、その無人島をどんどん発展させていきます。自分のキャラクターの顔もその時点で自分で決める事ができます。
魚釣り、虫取り、パチンコで風船を打ち落とす、ガーデニング、くだもの狩り、など基本的な部分は同じです。たぬきちに多額のローンを組まされる点も…笑
なぜ「おい森」の方が好きなのか
私がおい森で遊んでいたのは小学生の頃です。その頃の思い出補正もあると思います。小学生の頃、放課後に友人とゲームを片手に校庭や公園に集まり、通信をして遊んでいたあの頃。
SNSが発達した今の社会で、あつ森は所謂「マウント材料」の1つになった気がします。SNSで人気の可愛い住人を集める為にマイル旅行券との交換を探す、時にはメルカリ等を使った金銭のやり取り、自分の島だけでは揃えられるDIYレシピや家具が限られているので可愛い島を作るために交換を探す…など。私も、時間操作をしたり必死に交換を探したり、スローライフとはかけ離れた遊び方をしていました。結果既に飽きて全然開いていません。住民の皆、元気かな…。
おい森の時、住民は勝手に引っ越して行き、次に新しくやってくる住民も選べなかったような気がします。セーブせずに電源を切ったら次に起動した際、玄関を出るとリセットさんというキャラクターがいて怒られたり。どうぶつとの会話のレパートリーもおい森の方が多かったような。そういう「スローライフ」の要素がとても良かったのではないでしょうか。
あつ森にもあつ森の良さがある
あつ森にも良さはもちろんあります。自粛で友人となかなか対面で会えなかったあの期間、あつ森で通信をして楽しんだ方、多いと思います。先に SNSでマウント材料になったと述べましたが、逆にSNSの発達のおかげで好きなインスタグラマーや有名人の島を覗く事もできました。
私はジャニオタなので、コンサートに行けなかったあの期間に自分の島にコンサート会場を作り、同じジャニオタの友人を島に呼んで楽しんでいました。
あつ森は、どうぶつの森の基本的な部分はそのままで今の時代に適応したゲームなんだと思います。
私達が子供の頃に単純に遊んでいたように、今の時代の子供たちはあつ森をSNS関係なく楽しく遊んでいるのかもしれないし、私達が子供の頃おい森を遊んでいた大人たちはもしかしたら攻略法調べたり可愛い住人で揃えたりしていたのかもしれません。きっと、大人になるってこういう事なんでしょうね。